ゼファーの部屋番外編
漂泊の途上にて
ここでは29歳の夏、失業中に約1ヶ月北海道を旅した時の記録を掲載iいたします。
<第1回目>
1994年夏、この年私はそれまで勤めていた会社を退職して北海道に旅にでました。
1994年、当時”リストラ”という言葉をはじめて聞いたと記憶していますが、当時勤めていた会社も、その時代の流れに沿うようにリストラを行いました。気心の知れた仲間たちが次々いなくなっていく何とも言えない閉塞感の中、まだ若かった私は”自由な空気”を吸いたくなり旅に出ました。当時若かったこともありますが、この旅で”なにか”を見つけられるのではないかという思いがあったことを今でも覚えています。
1994年8月9日出発。東北道を終点まで一気に走り、
※ちなみに当時のカメラのカレンダーの調子が悪く、日付が87.1.1となっています。この日付状態がしばらく続きます。あしからず。
その日の21:30発の室蘭行きフェリーに乗りました。
翌朝室蘭に上陸、旅の初日は最高の天気でした。幸先いい始まりです。
今回の旅で北海道で最初に入れたガソリンです。
当時の消費税は3%でした。
初日は大樹町のキャンプ場に泊まりました。この近くでナウマン象の発掘があったようです。
翌日から天気はあまりよくありませんでした。
2日目は根室のキャンプ場に泊まりました。テントの中って好きです。なんか落ち着きます。
よく覚えていませんが、たしかこの日、家から持ってきていた梅干を見たら、梅汁が白くなっててびっくりしました。臭いを嗅いだらヨーグルトみたいだったので大丈夫かな?とも思ったんですが旅先でお腹壊してもまずいんで、捨てました。
北方領土を感じた風景
納沙布ではほんとすぐそこに歯舞諸島があり不思議な感じがしました。知床半島ではすぐ向こうに国後島が見えます。羅臼に来る道中、ものすごい雷雨にあいました。間近に雷がたくさん落ちてすごく怖かったことをよく覚えています。
羅臼の熊の湯温泉近くのキャンプ場では連泊しました。
羅臼では雨ばっかでした。でも熊の湯はタダで最高の露天風呂でした。
旅は始まったばかりです。